代表経歴・治療歴
がん患者が、自分らしく生きるために。
私自身の経験と、社会保険労務士としての歩みをご紹介します。
社会保険労務士清水 公一
代表経歴
熊本県熊本市生まれ、千葉県佐倉市育ち。
千葉県立佐倉高校卒業
明治大学卒業
保険会社勤務時に、35歳で肺がん(ステージ4)に罹患
社会保険労務士試験合格
社会保険労務士事務所「Cancer Work-Life Balance」設立
所属
- 千葉大学医学部附属病院 患者支援部
がん相談支援センター 特任研究員 - NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ 顧問
- 千葉県社会保険労務士
資格
- 社会保険労務士
- 両立支援コーディネーター
- ファイナンシャルプランナー2級
- 上級心理カウンセラー
支援への思い
2012年に肺がん(ステージ4)に罹患しました。仕事はしていましたが、治療との両立は厳しいものでした。当時の肺がんステージ4の5年生存率は5%未満であり、未来の見えない人生に絶望しました。そのような状況で、少しでも未来に希望を持ちたいと思い始めたのが、社会保険労務士試験の勉強でした。
きっかけは、私自身が治療と仕事の両立に苦労し、妻子がいるため経済的不安が常につきまとう中、障害年金のように、がん患者を支援する制度もあることを知ったことです。今まで見たこともなかった就業規則をじっくり読み、休職制度等についてもよく調べるようになりました。
会社は福利厚生もきちんとした企業でしたが、従業員ががんになったときの対応は想定していませんでした。私が治療と仕事を両立していくときには、自分の意見を会社に伝えることが求められました。
自分の経験から、「がん患者が自分らしく生きることができる社会にするためにはどうしたらよいか」と考えるようになりました。社会保険労務士になり、がん患者が自分らしく生きるサポートをすることが、私の未来の希望となり、運よく今日まで生きることができました。
治療歴
2012年の告知から、その後の治療と経過を年月に沿ってまとめました。
肺腺がん(ステージ4)の告知
健康診断のレントゲンに右肺に影が見つかり、精密検査へ。右肺上葉に3cmの腫瘍、左肺上葉にも米粒大の腫瘍が見つかる。
右肺は開胸手術、左肺は胸腔鏡手術を実施。
左副腎への転移
術後のフォロー検査で、左副腎への遠隔転移が見つかる。
同年9月に左副腎の摘出手術を実施。
抗がん剤治療の開始
シスプラチン+アリムタ+アバスチンによる化学療法を4クール実施。
その後、維持療法として、アリムタ+アバスチンの点滴を4週間に1回、2016年11月まで約3年間継続。
多発脳転移とガンマナイフ治療
右半身のしびれと麻痺の症状が現れ、緊急受診。脳MRI検査で3〜4cmの脳腫瘍が見つかり、肺がんによる転移性脳腫瘍と診断。
即日入院となり、ガンマナイフ(局所放射線)による治療を実施。
その後も脳転移を繰り返し、計6回、ガンマナイフによる治療を実施。
脳転移の再燃・がん性髄膜炎
脳MRI検査で既存の脳転移病変の増悪を確認。
PET-CT検査では脊髄内にも複数の病変が見つかり、がん性髄膜炎と診断。
同時に縦隔リンパ節にも複数の転移が見つかる。
この段階で主治医より、
「3ヶ月生きられるかわからない。急変リスクもあるので、時間を大切に」
と告げられる。
インターネットでがん性髄膜炎と調べると、何1ついい情報がなく、残されている時間が数週間から長くて3ヶ月と自覚する。
免疫チェックポイント阻害薬の投与
主治医より、承認されて間もない、オプジーボという薬があるから使いましょうと提案あり。
ただし、臨床研究から脳転移の患者が除外されていたので、脳転移、がん性髄膜炎については効くかはわからないと説明あり。
新しい薬なので、まだわからないことが多いが、臨床試験では脳転移がない患者さんの2割〜3割に効くと説明があった。
2016年12月オプジーボの投与を開始し、1ヶ月後、腫瘍マーカーCEAが低下。
2ヶ月後、画像検査で脳と脊髄に転移したがんが縮小、腫瘍マーカーCEAも基準値内まで低下。
その後の画像検査でさらなるがんの縮小を認める。
縦隔リンパ節への放射線治療
オプジーボ投与後も左右の縦隔リンパ節に1ヶ所づつ腫瘍が残っていたので、根治を目指して、定位放射線治療を実施。
治療後の経過
脳転移と脊髄転移の影響で、神経症状がいくつか残るものの、画像上は落ち着いている状態を持続している。
大腸がんの手術
大腸内視鏡検査でS状結腸に腫瘍が見つかる。
内視鏡では取りきれず、腹腔鏡手術を実施。
組織検査の結果、肺がんの転移ではなく、新規の大腸がんとの診断。
他の臓器やリンパ節への転移はなく、現在も経過観察中。
治療と生活の歩み

